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しつけとは??
しつけとは、
心身の土台づくりとバランスを整えることだと、私は考えています。
困る行動を叱ることでも、
言うことを聞かせることでもありません。
ワンちゃんの行動は、すべて何かと繋がっていて、単独で発生するものではありません。
飛びつく、吠える、噛む、など
それらは、その子の状態を表している表現であり、ワンちゃんからのメッセージです。
そのため、表面的な行動だけを抑えても、本当の解決に至らないことがあります。
一時的に落ち着いたように見えても、別の困る行動へと変わることもあります。
目を向けるべきは、もっと奥にある土台の部分。
今、目の前に見えている行動は、しつけのヒントだと考えています。
心身の土台に必要な
しつけの五大要素
犬が穏やかに、健やかに過ごすために、欠かせない5つの要素があります。
◆ 適切な食事
◆ 快適な生活環境
◆ 適切な活動(運動)
◇ 家族とのコミュニケーション
◇ 社会勉強
この5つのバランスはワンちゃんによって異なり、
バランスが崩れると、土台が不安定になり、行動として現れます。
例えば
「走行中の車に向かって吠える」
という行動
トリガーは“車”かもしれません。
でも、その背景にはさまざまな要素が関係していることがあります。
◆ 適切な食事
一見関係なさそうに思えるかもしれませんが、痩せ過ぎている子は刺激に敏感になりやすい傾向があります。
◆ 快適な生活環境
落ち着かない環境では
しっかりと休養が取れません。
すると、過敏になるなど、刺激に対する余裕がなくなります。
◆ 適切な活動(運動)
運動量だけでなく、活動内容も大きく関係します。発散できていないエネルギーが、車へ向くこともあります。
◇ 家族とのコミュニケーション
リードの使い方や歩き方、ご家族の反応も影響します。
◇ 社会勉強
車そのものだけでなく、音や風、過去の経験などが関係している可能性もあります。
このように、ひとつの行動の裏側には、複数の要素が関わっていることがあります。
その子の現状を丁寧に確認することが、しつけの第一歩です。
人間社会のマナーについては、ワンちゃんではなく、ご家族が守るものだと考えています。もちろん、ワンちゃんにできることは伝えていきます。
けれど、その多くはご家族とのコミュニケーションや社会勉強の中で育まれていくものです。
ワンちゃんが、健やかで、穏やかに過ごせるように整えていくこと。
それが、私の考える「しつけ」です。
その子に合った整え方を、一緒に見つけていけたらと思います。
お水の話
お水は、体のあらゆる働きに関わる大切な存在です。
しかし、飲水量は季節や生活環境によって変化し、その変化は目に見えにくいものでもあります。
ここでは、お水の働きと管理の基本を整理しながら、ワンちゃんの飲水量について考えていきます。
もくじ
🐾お水の働きと季節の特徴
・日常の働き
・季節の特徴
・通年の管理が必要な理由
🐾水分不足を予防するための観察ポイント
・目安量の計算
・飲水のチェック^
・排泄物のチェック
・皮膚のチェック
🐾水分不足かな?と思ったら
・飲水量をあげる工夫
この順でお話します
~日常の働き~
・体温の調整(体温維持・放熱)
・血液循環の維持
・酸素・栄養素の運搬
・老廃物の排出(尿・便)
・消化吸収の補助
・唾液・胃液・消化液の生成
・腎臓機能の維持
・電解質バランスの調整
・細胞内外の浸透圧の維持
・関節の潤滑
・筋肉の収縮・弛緩の補助
・神経伝達の維持
・皮膚・被毛の保湿
・粘膜の保護
・代謝活動の維持
・ホルモン輸送の補助
・血圧の維持
・体内毒素の希釈
・免疫機能の補助
など
教科書通りに言うと、水には常にこのような大仕事があります。
~季節の特徴~
特に暑い季節や寒い季節には水の必要性が注目されますが、乾燥しやすい季節も忘れてほしくありません。
【暑い季節】
体温調節のために多くの水を必要とします。
ワンちゃんたちも自発的に水を飲み、飲水量は増える傾向があります。
【寒い季節】
体温調節に使う水分は減り、活動量も下がるため、飲水量は少なくなる傾向があります。
その結果、水分不足が起こりやすく、尿石症のリスクが高まる季節です。
また、室内環境によっては脱水や熱中症にも注意が必要です。
【乾燥の季節】
皮膚や粘膜から水分が蒸散し、気づかないうちに水分不足が生じていることがあります。
~通年の管理が必要な理由~
水分の必要量は、環境や運動量、体調によって変化します。
長年ワンちゃんと接する中で、心身のバランスにも大きく影響していると感じています。
また、1年のどこかで不足した状態が生じると、その影響は次の季節にも及びます。
不足が長く続くと、まるで体質のように水不足に気づきにくい状態になり、体のトラブルを引き起こしやすい状態へとつながることもあります。
~目安量の計算~
標準的な1日の目安量を計算できます。
【計算式】
体重(g)× 0.05〜0.07
【計算例】
体重4.2kgのワンちゃんの場合
4200g × 0.05 = 210ml(平常時)
4200g × 0.07 = 294ml(必要量が多い日)
1日の目安量は 210ml〜294ml となります。
※目安はあくまでも目安であり、絶対値ではありません。
目安の量よりも過剰に少ない日や、過剰に多い日が続く場合は注意が必要です。
また、飲み水だけでなく、食事に含まれる水分も摂取量に含まれます。
~飲水のチェック~
飲水量を把握するためには、変化に気付ける仕組み作りや、習慣が大切です。
゜【飲む水】
メモリ付きの食器を使う。
給水時に計量カップを使う。
より細かく測りたい場合は、キッチンスケールで給水時と残量を計測し、差し引きで飲水量を確認します。
【食べ物に含まれる水】
与えているドッグフードやおやつの水分含有量を、パッケージで確認します。
「与えた量 × 水分割合」で、食事からの水分摂取量をおおよそ把握できます。
毎回チェックするというより、どんな物をあげているのか理解しておくことが大事です。
~排泄物のチェック~
排泄の状態は、体内の水分バランスを知る手がかりになります。
毎日確認する習慣をつけましょう。
【尿の様子】
回数、量、色の変化を見ます。
極端に少ない、色が濃い場合は水分不足の可能性があります。
逆に回数や量が過剰に増えた場合にも、何らかの理由が考えられます。
どちらも数日続くようであれば、注意が必要です。
【便の様子】
硬さや乾燥具合を確認します。
硬い、出づらい場合は水分不足が関係していることがあります。
軟便が続く場合も、体内の水分調整がうまくいっていない可能性があります。
※元気に見えても、体内で変化が起きていることがあります。
心配なときは、早めに受診を検討しましょう。
~皮膚のチェック~
【鼻】
乾燥していないか?
【口内(粘膜)】
潤いが保たれているか?
【被毛】
ツヤがあるか、パサついていないか?「
【皮膚・フケ】
乾燥していないか、皮脂のバランスが崩れていないか?
【肉球】
硬くなりすぎていないか、ひび割れていないか?
これらの状態は、水分バランスとも関係しています。
鼻や口の乾きは、一時的な変化が現れやすい部分です。
水分補給によって比較的早く改善が見られることもあります。
一方、被毛や肉球は変化がゆっくり現れます。
短期間で判断せず、継続して様子を見ていきます。
~飲水量をあげる工夫~
【運動量を整える】
運動不足であれば、少しずつ運動量を増やします。
(体操もおすすめです。)
適度に体を動かすことで、自然に飲水量は増えます。
【食事での水分補給】
ドライフードを与えている場合は、水を加える方法があります。
私としては、ドッグフードにしっかり吸水させる方法がより良いと感じています。(フード1:水1)
スープや水分量の多いトッピングを加える方法もあります。
注意点
・体調を見ながら、徐々に水分量を増やします。
・水分が過剰になると、消化不良の原因に成り得ます。
・全体の栄養バランスを崩さないように調整します。
【水の設置場所】
水飲み場所を複数用意します。
移動せずに飲める環境は、飲水回数を増やす助けになります。(特にシニア期)
【器の見直し】
器の高さや形状を見直します。(ワンちゃんの好みに合わせます。)
※給水ホルダーのみを利用している場合は、器からも飲めるようにしておくとよいです。
【水の温度を調整する】
季節や体調によって好みは変わります。
体長や目的に合わせて、試してみるとよいでしょう。
さいごに
水分管理で大切なのは、
「目安を持つこと」と「観察を続けること」です。
元気に見えていても、体内のバランスが崩れていることもあります。
ワンちゃん自身では気づけない変化もあります。
生活全体を見ながら、ワンちゃんをサポートしましょう。
おでかけ
ワンちゃんとのイベントを楽しもう!
ワンちゃんとイベントを楽しむための、ちょっとした注意点をまとめてみました。
いる間に洗濯機が終わってくれないかな?保存ボタンがないよ
■ 持ち物
・お水と食器
・排泄物の処理用品
・熱中症対策品(季節に応じて)
・体拭き用タオル
・おやつ(ご褒美用)
・リード など
■ 行き先で困らないための
チェック事項
・首輪やハーネス、リードに故障はないか?
・首輪やハーネスが緩んでいないか?
・ワンちゃんの体調は万全か?
・ヒート中でも参加できるイベントか?
・排泄可能エリアなど、イベント情報は確認済みか?
■ 忘れ物&事故防止のために
一つ前行動
・お家を出る前に、首輪やハーネスを装着
・車に乗る前に、一度おトイレへ
・到着時、車のドアを開ける前にリードを装着
・車から降ろす前に、周囲をチェック
ほんの少し早めの行動が、トラブル予防につながります。
■ 会場での配慮
🐾 ゆとりある距離感でトラブル防止
人やワンちゃん、他者の車や物などへの怪我・汚れ・破損を防ぎましょう。
リードの長さ調整も意識して。
🐾 意識・意思確認は親切心
十分な距離が取れない時や、ワンちゃん同士を近づけたい時は、必ずお相手にお声がけを。
そして、その意思を尊重しましょう。
🐾 他のワンちゃんへの気配り
食べ物を持ち歩く際は、周囲のワンちゃんが欲しくならないよう配慮を。
トリーツポーチはファスナーなど、しっかり閉まるものを使いましょう。
玩具も同様に、使用可能エリア外ではきちんと保管を。
おでかけ先では、日常と違う刺激から思いもよらない行動やハプニングが起こることもあります。
楽しい時間が過ごせるように、ワンちゃんの様子をしっかり観察してあげてくださいね。
ヽ(^o^)丿
楽しい おでかけ を〜
内面を育む🐾社会勉強
「犬の社会化」「社会化期」という言葉をご存知の飼い主様が増えて参りました。
その一方で、子犬期の社会化に不安や後悔を感じていらっしゃる方もいます。
社会化期に適切な社会化トレーニングを行うことは理想的です。
しかし、ワンちゃんとの出逢いは各ご家庭によって様々です。
年齢や生い立ち、迎えるまでの経緯もそれぞれ異なり、同じワンちゃんはいません。
また、犬の社会化期はブリーダーさんのお手元にいる頃から始まっています。
だからこそ、目を向けるべきなのは「今」です。
ワンちゃんが何歳であっても、今に目を向けましょう。
社会勉強の目的
ワンちゃんの内面的な育み。
私は、これが一番の肝だと考えています。
人間で言えば、自信を持ってその場に立てるようなイメージです。
~課題分けすると~
🐾 新しい物事の紹介
これから関わる物事に対し、事前に経験(練習)できるよう時間を設けます。
🐾 社会性の向上
経験値を上げ、応用力が身につくような経験の場を設けます。
🐾 学習を改めたい時
対象となる物事へのイメージチェンジなど、必要に応じた練習を行います。
~重要度の高い対象例~
(ランキングではありません)
🐾 生活の中心である家庭環境
ご家族、家の構造、家具・家電、車(車内)など。
🐾 身近な屋外環境
(お家の周り〜お散歩コース)
さまざまな地面、川や橋、動植物。
圧迫感や閉鎖感を感じやすいワンちゃん、
大きな影を怖がるワンちゃんもいます。
🐾 ワンちゃんが使用する施設
動物病院、トリミング・グルーミングサロン、宿泊施設など。
🐾 家族以外の人や犬との関わり
人の場合は、ワンちゃんに合わせて対応してくれる協力者から始めてください。
ワンちゃんのお披露目の場にならないよう注意します。
犬も同様に、まずはお手本にしたいような先輩犬からが望ましいです。
~ポイント と まとめ~
安心できる状態で取り組むことが大切です。
不安や恐怖体験を重ねることは、安心にはつながりません。
社会勉強とは、安心の中で次の一歩を踏み出す気持ちを整え、
一歩ずつ自信を育んでいくことだとお考えいただければと思います。
社会勉強の具体例として「抱っこ散歩」もご紹介しています。
段ボール箱でエクササイズ
お家運動&
コミュニケーション力アップに!
( ^_^ )/U ˘ ꈊ ˘ U
段ボール箱で!
エクササイズ
↓顔出しパネルを作ってみました↓
↓お客様の作品です↓
~おすすめする理由~
加工しやすく、ワンちゃんに合った物を作れます。
フードを使って誘導しながら行いますので、誘導する人、される犬、という関係性も育めます。
また、ワンちゃんの得意、不得意にも気づくでしょう。それは、日常生活で必要な、ワンちゃんへのサポートへ繋げていけます。
その他、沢山の相乗効果をもたらします🐾!
是非、お家運動に取り入れて下さい(*^▽^*)
~注意点~
〇身体に異常がある時や、食後直ぐには行わないでください。
〇始める前に、滑り止めや、転倒の恐れがないかなど、安全確認をしてください。
〇誘導は行いますが、強いることはしません。挑発的、勢いのある誘導も行いません。(直接ワンちゃんに触れたり、リードを使った誘導など。)
フードを使った
~誘導~
誘導は、ワンちゃんを導く方法の一つです。
色んな場面で役に立ちます!ご家族とワンちゃん、どちらにも練習が必要です。
U・ᴥ・U (*^▽^*)
ワンちゃんが好きな食べ物を持ち、ワンちゃんの鼻の高さに設置します。
★ワンちゃんが普通の姿勢を保てる高さであることが、ポイントです。
誘導する手には、常にフードを持っていてください。手をゆっくりと動かしてワンちゃんの動きを促します。
手順としては…
①その手にワンちゃんが近づけたら、ご褒美🦴
②誘導方向に手を少し動かして、ワンちゃんがついて来れたら、ご褒美🦴
③誘導距離や誘導方向を変えて、ワンちゃんが手について来れたら、ご褒美🦴
今回は③まで出来たら、始められます。
練習に、段ボール箱の周りを歩かせる様に誘導する。
更に反対周りでも行ってみましょう。
~エクササイズ例~
ゆっくり・じんわり
またぎ運動
写真説明:ステップアップ出来るように、4面高さを変えて作りました。
一番低い壁、床から4cm、他2cmずつアップで作成。
物音などに臆病なワンちゃんでしたので、箱の中で足音が響かないよう、マットを敷きました。
一歩一歩を大切に、行うことで、四肢(左右全部の手足)の使い方、体重移動を、ワンちゃんに意識してもらいます。高さの調整で各関節の可動範囲や、普段使わない筋肉にも、アプローチ出来ます。
歩ける程の高さから始め、抵抗無く出来れば、少しずつ、高くして行きます。
またいでぶつかる高さでは、高過ぎます。
シニアちゃんや、関節に不安があるワンちゃんは、無理のない高さで、回数も少なくします。
またぎ運動は、ベースの運動と考え、どのワンちゃんにも行っています。
慌てん坊なワンちゃんには、特に丁寧に行うことをお勧めします。
★慌てた体の使い方は、怪我をし易いので、一歩一歩の誘導は、生活の中でも活用していってください。
通る・くぐる
誘導のバリエーション練習。
圧迫感や閉鎖感に対する馴致。
トンネルの形によっては、全身の体操になります(*^^*)
写真説明:段ボール箱の3面を切り取りました。形状を保持させる為に、出入り口部分は、少し縁を残して(くり抜いて)作成しました。
ポイント
どんな子でも、初めは やり易い 大きさから!
屋根が有るか無いかでは、大違い!くぐるよりも、通るから!
ステップはこう!
屋根なしの通路(高さ・幅調整)
➜屋根のあるトンネル(広さ・長さ調節)
その子の出来る所から始め、小さなステップを踏むことで、元々持っている自分の力を発揮し、さらなる力を育みます!
トンネルの場合、どう誘導しようか?と考える事でしょう。
ワンちゃんも、ご家族も、やり易いサイズから始めてください。
徐々に、出入り口を小さくしたり、形を変えたり!
箱全体を小さくしたり、変化を楽しみながら、取り組んでみて下さい(*^^*)
くぐることを覚えると、長いトンネルもくぐれるようになりますよ。
観察力・発想力・行動力
頭の体操
ご家族は、題材とする段ボール箱を用意し、フードでの誘導は行いません。
ワンちゃんは、段ボール箱を観察し、自身の思うままに行動を、起こすでしょう。
ご家族は、ワンちゃんのその行動を、評価します!
評価されるワンちゃんは、高評価を得るために、更に頭を使います。
「これなら、どうする?」と問いかけるように、段ボールの形や置き方を変えてみましょう。
写真説明:どちらのワンちゃんも、経験豊富で、形状をよく観察し、自分に出来ることを考えています。
パグ君は、シニアですが、取り組む意識に衰えを感じさせません。
プードルちゃんは、怖がりなワンちゃんでしたが、積極性も、応用力も身につけました。
ワンちゃんが、行動を起こす理由はそれぞれ!
好奇心や、経験、思考など、ワンちゃん達の個性が見えてきます。
∪・ω・∪
ご家族の、評価ポイントもそれぞれ!
して欲しかった行動や、ワンちゃんの素敵な発想、感動や可愛いと感じた行動など
気持ちいっぱいに褒めてください。
もちろんフードもあげてOK🦴
嬉しくない行動(破壊や危険な行動など)が出てしまったり、
ワンちゃんが動かない、離れる様なら、何をしたらいいのか分からず、困っているかもしれません
U¯ェ¯;U
そんな時は、誘導タイプのエクササイズで
お互いの経験値を上げてみてください。
使用例は以上です。
段ボール箱を、使い始めた切っ掛けは、トレーニングの目的と、その子に合う道具が見つからなかったから。「無いなら作ろう!」という所からでした。
今でも同じ様に、その子の🐾その時の🐾オリジナル道具として使っています。
特徴的な段ポール箱を見ると、誰と何をしようかな〜♪と、つい考えてしまうことも…(◔‿◔)
※潰れ、転倒防止、滑り止め必要!

















