🐾ワンちゃんに関する読み物
クレート
クレート
(キャリーボックス等)
クレートとは、ワンちゃんが移動時や休憩などに一時的に利用するお家です。
主に使用する場面は、お車等 乗り物での移動時、行き先での一時待機場所として、お出かけや、動物病院、災害時など、様々(*^^*)
ご自宅でも、ワンちゃんの寝床として活用されています。
︙クレートに対して、良いイメージを持てない飼い主様も多くいらっしゃいます。
その理由を伺ってみると…
「可愛そう」
「ワンちゃんが嫌がる」
と言った、ご感想が大半です。
確かに、ワンちゃんを閉じ込め、自由を奪った様に見え、辛く思われるでしょう。
そして、クレートの練習を行わず、使用してしまえば、ワンちゃんも嫌がるでしょう。
犬具(道具)のお話になると、必ず口走ってしまいますが、犬のための道具とは言え、ワンちゃんにとって最初はただの物でしかありません。
どんな犬具でも、ワンちゃんと飼い主様が快適に活用するには、その道具への正しい知識と、使用前の練習が必要です。
適切に練習を行うことで、ワンちゃんも飼い主様も助けてくれる、快適なアイテムに変わります
\(^o^)/
クレートはワンちゃんにとっての、プライベート空間!
休息場所であったり、避難場所であったりと、安心できる空間として、ワンちゃんが自ら入りたがる、自分のお部屋にしてあげなくてはなりません。
そうするには…ワンちゃんが安心感を感じられる、練習をしていきます。
(´▽`*)
もしも、クレートその物に対し、違和感を感じている反応を見せたり、既に不信感を持っているワンちゃんであれば、ただ置いてあるクレートに対してのイメージアップ・イメージチェンジのトレーニングから行います。
そして
出入りの練習➜
中での待機練習➜
扉を閉める練習➜
扉を閉めた待機練習➜
実践を兼ねた短時間の練習➜
その後は、活用場面を広げていきます。
日常的に活用することで、ワンちゃんも、飼い主さんも、使い慣れた状態を維持できますので、非常時への備えが一つ出来たことにもなりますね!
また練習と活用の過程で、ワンちゃん達は、自分だけの空間であり、安全な居場所であることを、覚えるでしょう。
クレートのトレーニングを行ったご家族からは、「眠くなるとクレートに入りたがる」「居ないなーと思ったらクレートにいた」「出かける準備をしているとクレートで待っている」など、ワンちゃん自らクレートを活用しているお話を聞きます(*^^*)
つい先日も、10歳を迎えたワンちゃんでしたが、クレートの前で扉を開けてと、アピールするようになったそうですUo・ェ・oU
クレート トレーニングの目的は、タクシーへの乗車てしたが、そのワンちゃんは、自分の寝床として、活用する事を覚えたようです。
飼い主様が、とても嬉しそうに、経過のご連絡を下さいました。私にとっても、嬉しいお話でしたので、一例として取り上げさせていただきましたm(_ _)m
クレート
トレーニング・使用時の
注意点
サイズ
大き過ぎず、小さ過ぎず!
ワンちゃんがゴロンと横になれるか見てみましょう。
置き場所
直射日光は当たりませんか?
風通しはいかがでしょう?
人が歩く通路であったり、過剰な物音がするような場所では、落ち着きませんので、そう言った場合は、移動しましょう。
扉を閉める際
時間や環境には、より注意を払いましょう。
給水や排泄など、ワンちゃんが困らないように!
ワンちゃんが嫌がること
ワンちゃんがクレート内に居る時に、クレートを叩いたり、過剰に覗き込んだりは、しないでください。ご自身が自分の部屋に居る時に、不快に感じる事は、ワンちゃんにもしません(*^^*)
大好きな家族であっても、頻繁にノックをされたり、声を掛けられたり、騒がしいと落ち着きませんよね?
その様にご自身がどう感じるのかを考えて、練習をして頂けると、クレートがワンちゃんにとっての快適空間になって行くと思いますよ。
初期のトレーニングが難しいワンちゃんも居ると思います。
出だしは肝心!
そんな時は、迷わず、お近くのトレーナーさんに相談してみてくださいね!!
首輪それとも胴輪?
今月のテーマは、よくあるご質問の、中からピックアップしてみました(◡ ω ◡)
首輪それとも胴輪?
どっちがいいの??
率直に
どちらでも良い!と思います。
私は、どちらも使っています(*^^*)
全く形状の異なる道具で、どちらにも、利点があり、ワンちゃんの、状態や用途に合せて使い分けたり、同時に使う考えも良いと思います。
どちらも、使える様に、慣らしておけたら、とっても良いですね!!
それぞれの利点は??
首輪
胴輪に比べると抜けにくく着用することができます。
非常時や、パニックを起こしてしまったり、逃走の恐れがある時は、首輪の方が抜けにくいと思います。
ただし、ブカブカで、頭がくぐるサイズでは、簡単に抜けちゃいますので、見直しましょう。
胴輪
胸部を包む形状であるため、上半身を支える事ができます。特に簡単に抱っこができない、大型犬の体をサポートするには、首輪だけでは困難💦ハーネスがあることで、飼い主さんは力の分散ができ、とても助かると思います。
胴輪も、ジャストサイズに調整して使いましょう。緩い方が摩擦が大きくなる事もありますし、きついと食い込み、皮膚や被毛を傷めてしまう事もあります。
使っている間に緩んでしまったり、ワンちゃんの太り具合によっても、短期間で変わってしまう事があります。お散歩前に、チェックしましょうU^ェ^U
選び方について
身体への影響を心配なさっている、飼い主さんからは、「首に負担が掛かるから、首輪は良くないんでしょ?」と多数質問があります。
喉や頚椎、頭部などに異常があれば、胴輪の方が良いと思いますが、胴輪はどうでしょうか?胸部には、心臓や肺、脇にはリンパ節と、主要臓器がありますよね?胴輪に対しても、同じ様に懸念の声はあります。
首輪にしても、胴輪にしても、ワンちゃんの骨格や、健康状態を考慮する事が大切ですね(*^^*)
選ぶときの参考に…
首輪
ベルトタイプ
緩みにくいが、細かいサイズ調整ができない。
バックルタイプ
細かいサイズ調整はできるが、緩みやすい。バックルの強度が弱いと外れやすい。(リード接続部がダブルだと、安全性が高い)
ハーフチョーク
着用方法、ワンちゃんの頭を通す。サイズ調整は、ワンちゃんの頭が丁度通るくらい。着用後、首輪が、締まったり、緩んだりする為、抜けにくく、首が締め付けられない。
(しつけ用と名目付けられている場合がありますが、誤解が大きいと感じています。)
胴輪
胴輪の形状は首輪に比べ多種多様!試着、使用してみないと、なかなか分かりません💦
面の広さから選ぶ
ロープ製からベストタイプまで。ワンちゃんによって、接触面が少ない方が落ち着く子、接触面が広い方が落ち着く子、どれでも受け入れられる子といます。着用時に、身体が強張ったり、落ち着かない様子でしたら、無理をせず、少しずつ慣らして行きます。
その他胴輪選びのポイント
○ワンちゃんの身体(骨格)に合った形であるか?
○サイズ調整が細かくできるか?
○素材やクッション性
○バックル、ベルトの強度や耐久性
○リード接続部の、位置(目的に合せて。)
○大型犬ですと、背中に取っ手が付いていると便利です。
お散歩について
首輪も胴輪もワンちゃんを守る、命綱ですよね!
とっても元気いっぱいで、飛び出して行ってしまいそうなワンちゃんや、とっても臆病で逃げ出してしまいそうなワンちゃんの、お散歩の練習には、首輪と、胴輪、二つの利点を活用することが安全。そして、穏やかなお散歩への近道だったりもします(⌒▽⌒)
どちらも着用し、どちらにもリードを着ける事もあります。お散歩が上手になれば、どちらかにしていきます。
最後に
ゼイゼイと息苦しそうにお散歩をしているワンちゃん達が、とっても心配になります💦
これは、首輪であれ、胴輪であれ、どちらでも苦しく見えちゃいます💦
元気一杯に見えるかもしれませんが、とっても大きな負担が、掛かっているサインです💦
楽しいお散歩です、ピッタリ横を歩く必要なんか、全くありません!!多少引っ張った所で、飼い主さんが、安全確保さえしてあげれたら、良いと思います。
だけど、ゼイゼイと呼吸を荒げたり、噎せてしまうのは、よくありません。体が丈夫であっても、心配です。
これについては、お散歩の改善が必要で、道具の問題では、ありません。
私の願いになってしまいますが、飼い主さんとワンちゃんが、ルンルン♪とお散歩を楽しんでもらいたいと思っています。
m(_ _)m