🐾ワンちゃんに関する読み物
ごほうび
ごほうび
〜食べ物編〜
お客様からのご質問を、今月のテーマに致しました。
ごほうびの おやつ は
どんな物が良い??
トレーニングに、ごほうびとして用いる食べ物、以下「ごほうび」とします。
「ごほうび」の選び方は非常に、シンプルですが
身体が資本!
先に目を向けなくてはいけない事があります。
先ずはワンちゃんの体型、体質、食欲など健康状態を確認しましょう!
体調を、整える事で、ワンちゃんの食べ物へ対する意識も変わります。
★体型
丁度良い体型であるか??
既に、太りぎみ、痩せぎみであれば…
・食事量の確認をしましょう。
フードパッケージ記載の、目安の給餌量を確認しますが、あくまでも目安です。分からない場合は、ご相談ください。
・食事量の見直し等を行っても、体型に変化が見られない、食べられない、軟便、下痢などの症状等がある時は、健康上の異常がないか、獣医さんに相談しましょう。
・健康上の異常が無い場合は、食事そのものを見直す必要があるかも知れません。そのワンちゃんが、しっかりと消化吸収、排泄ができる食事。できるだけダイエット食に頼らず、調整できると良いと思います。
また、運動量も密に関係しますので、明らかに運動不足であれば、少しずつ、運動量を増やしましょう。逆に過剰であるか不安の場合は、ご相談ください。
★体質
下痢を起こし易い、アレルギー反応がある、尿石症や、その他持病により食事制限を行う必要がないか?
トラブルを抱えるワンちゃんにとっても、飼い主さんにとっても、食べ物探しは大変なことです。
ワンちゃんを観察し、食べられる物を探さなくてはいけません(>_<)
少量を1回与え、数日ワンちゃんを観察します。異常が見られなければ、量を増やし観察していきます。
毎日食べる事で、反応が起きてしまう事もありますので、日の間隔にも調整が必要です。
食べさせてみないと、分からない事ですから、原材料がシンプルな物を選び、食べ物に対する反応が見えやすくしておくと良いかも知れません。
私の犬の場合、ある程度食材は絞れましたが、製法によって反応を起こしてしまいますし、お肉の仕入先によっても全く異なります💦
食べ物によって、異常反応が起きてしまうワンちゃんは、あげた物と、ワンちゃんの状態に常時注意を払う必要があります。
持病の場合は、病気に対する知識と食物に対する知識を身につける必要性が高くなります。
異常が見られないワンちゃんであっても、あげた物を記憶し、食後のワンちゃんの様子を、数日観察しましょう。
★食欲
普段から、食欲は安定しているでしょうか?
食欲に斑が有るようでしたら、ここでも一度食事量の見直しを行います。
どれくらいの食事をあげて、どれくらい残すのか?間食も含めて計算しますが、1日ではなく、1週間〜10日程度、同じ量を与え、合計でどれくらい残したのかを、数字化します。(グラム)
手間に思うかも知れませんが、食べ斑が有るワンちゃんは、一度行ってみてください。
●あげた量の計算
今あげている量を元に、1日に何グラムあげているのか?
期間中の合計を出します。
●残した量の計算
残した量を計り、期間中に、合計どれくらいを残したのか?計算します。ドライフードであれば残したフードをまとめて計量しても良いと思います。
●食べられる量の計算
期間中に与えた量から、残した量を引きます。
食べられた量が分かれば、その期間の日数で割り算してください。
その様に平均的な1日量を割り出します。
更に1食何グラムかを計算し、その子の目安量で、同じくらいの日数を過ごしながら、様子を見ます。
安定して食べ、身体もキープできれば、その子の食べられる量、丁度良い量を飼い主さん自身で見つけられたことになります(*^^*)
※お水を食事に添加している場合は、お水の量も一定にし計算に入れます。フードが均等に水分を吸収してから、食事を与えることで、同様の計算ができます。
※食事のトッピングが必要な場合は、量を均等に、計算に入れましょう。物によっては、工夫が必要ですね。
※完食のオヤツは、計量期間中お休みするか、あげた量を、把握し計算に入れます。
食欲に斑が起こる原因が、給餌量では無い場合もございます。健康状態、環境、運動量、フードの鮮度や、原材料なども原因にあげられます。
以上、健康管理の、一つでもございますので、ご参考になさってください (^_^)
本題の「ごほうび」の選び方!!
「ごほうび」
は
もらって嬉しい物!
そのワンちゃんが欲する食べ物が「ごほうび」として成立する食べ物であり、ワンちゃんによって、状況によっても、異なります。
数あるオヤツよりも、食事であるドライフードを好むワンちゃんだっています(*^^*)
好物探しの注意点!
同時に複数の食べ物を提示する形で、食べ比べは行わない!!
ワンちゃんによっては、選り好みを強めてしまう場合があります。一つを差し出しその時の食べっぷりで判断しましょう。いくつか試したい場合は、別のタイミングで行います。
目的に応じた使い分け
「ごほうび」の選択肢が沢山あるワンちゃんは、目的に合わせ使い分けをします。
例えば
🐾印象を良くしたい、イメージアップトレーニングには大好物から。
🐾トイレトレーニングの初期にも、大好物がお勧めです。
🐾咥えている物と交換をしたいときは、ワンちゃんが迷わず離したくなるレベルの食べ物を。
🐾少し間を持たせたい場合は、よく噛んで食べるものや、数量で調整。
🐾いつでも「ごほうび」を持っていたい場合は、表面がサラッとして、崩れにくい物を、ボケっとに(*´艸`*)
などなど、内容や状況、使い易さに適した物を、選びます。
その他にも、一度に沢山(回数)の「ごほうび」が必要な場合は、ワンちゃんが食べ易い物や、飼い主さんが、小さく千切り易い物を選んだり、栄養バランスが片寄り難い物を選びます。
「ごほうび」として用いても、別腹ではありませんので、一日の給餌量に含めて下さいね。(トッピングやその他の間食も同様です。)
「ごほうび」を用いたトレーニングは、ワンちゃんにも、飼い主さんにも、非常に有効ですが、褒めることと、あげるタイミングが重要です。
タイミングによって、ワンちゃんの受け取り方は、一変します。
褒め言葉とリンク出来なかったり、別の行動への「ごほうび」になってしまうこともあります。
もらって嬉しい「ごほうび」ですが、出来た喜びと、一緒に取り組む楽しさを、ワンちゃんと共有して下さいね✨
伝えたい事が伝わらない、ステップアップが出来ない等、上手く行かないなぁー💦と感じたら、是非お声掛けください(*^_^*)