🐾ワンちゃんに関する読み物

2024-10-02 16:16:00

準備と 順序

トレーニングも

準備と順序

がとっても大事!

 

どんなトレーニングであっても、準備は必要です。環境づくりや、道具、フードの準備など。

特に環境設定、道具の選択は、ワンちゃんに合せて調整しなくてはいけません。

そして、その準備をするためには、ワンちゃんのことを知る必要があります。

私の場合ですと、初めてご利用頂くワンちゃんには、事前にお電話でワンちゃんの情報を頂きます。

犬種・性別・年齢

取得経緯・家族構成

食事・排泄・運動

生活環境など…

更に、お試し教室の当日までに、様子を見てほしい内容や、事前にお願いしたい事柄があれば、当日へ向けて準備していただきます。

当日は、どんなご相談内容であっても、ワンちゃんに合せて進めて行きますので、先ずはワンちゃんの様子を観ながら、ご家族のお話を改めて伺います。

 

スムーズにトレーニングを行うには、以上は欠かしたくない準備です。人間としては、お試し教室の時がスタートでいいじゃない!と思うかも知れません。ワンちゃんが参加しない場合でしたら、それで良いでしょう。ですが、ワンちゃんが一緒の時は、事前準備が必要になります。言葉で状況を、捉えられないワンちゃんにとっては、環境や雰囲気は、人間よりも遥かに重要になります。ワンちゃんにどんな第一印象を、提供するかは、人間次第なのです!

また、ご家族と先に会話ができることで、人間同士の初対面の緊張も少し和らぐでしょう(*^▽^*)ご家族の皆さんが緊張していれば、ワンちゃんは当然ただ事ではないと察知してしまいますからね。

 

などなど、ワンちゃんのトレーニングに好循環を招く為にも、私は事前の電話での会話を好んで行います!

 

お試し教室の前半までを、例にしてみましたが、

 

準備の必要性は、印象を悪くしない為、より良くする為とお考えいただくといいでしょう。

特に第一印象を悪くしてしまうと、うまく行くものも、行かなくなります。

人間の場合、言葉で相手に理解を求め、誤解を解くことができるかも知れませんが、ワンちゃん相手に言い訳は通用しません。もしも印象を悪くしてしまえば、

トレーニングの工程がいくつも増えてしまうこともあるでしょう。疑いや、嫌悪など、時にはやる気を喪失させてしまうかもしれません。逆に、第一印象が良ければ、その後の糧となり、前向きな姿勢で取り組むことができるでしょう✨️

出だしが肝心ということです!手間を掛ける価値があります

( ^.^)/U ˘⁠ ⁠ꈊ⁠ ⁠˘⁠ U

 

 

次に、順序についてです。

課題の整理をして目標を立てていくと、大きなステップが見えてきます!更にそのステップへ向けての準備を考えると、手前のステップが出来ます。その様に順は出来てきます。

 

状態確認後の大きなステップとしては

 

1️⃣最優先されるのは、心身の健康です。異常がなければ、あって無いステップですが、ご相談内容の多くは深くココに関係します。病気や怪我だけではなく、食事や運動、生活全般に目を向けます。

☆心身のケアは常に必要に応じて行います。

2️⃣言葉や動作などの合図、道具、今後のやり取りに用いるものの下準備をしていきます。

※特に褒め言葉に用いる人間語が、ワンちゃんにとって、嬉しい合図になるように準備してほしいです。

お互いの理解度、コミュニケーション力を高めますので、生活全般に好影響をもたらすでしょう。その結果、困っていた事柄が気づけば無くなっていた。と言うことも起こり得ます。

3️⃣全体の様子を観ながら、課題・目標へ向けて取り組んでいきます。

シンプルな課題でしたら、難しく考える必要はありません。それでも、手順は無関係とはいえません。

例『おすわり』の合図で座る

ワンちゃんにとって、座る行動は自然行動ですので…

①座ったら褒める

②お座りの合図の後に、座ったら褒める

 

座る一動作だけでしたら、②までです。意識的に①を行わなくても、ワンちゃんが人前で好んで座る事を確認できれば、流れで②へ進みます。

更に持続性や、環境の変化への対応を足していくと、ステップが増えて行きます。自然に出現しない行動の場合は、その行動を誘発する手順が①の前に加わります。

 

 

複雑な課題においては、課題を細分化して考える必要もあります。

例 散歩の改善

引っ張る・その場から離れない・拾い食いをする・人や動物に吠える・車や自転車を追いかける

これら5つの行動に困っている。

パッと見ると、その5つが課題であり、一つ一つをどの順番で取り組もうか?とも思いますが、視点を変えると、別の分け方が見つかります。

どう課題を分けて、何から取り組むべきか?と言った具合に考えていきます。

この例は、既に身についた行動の改善で、どんなワンちゃんがどんな風にしているかで、手順は異なります。

 

 

順序やステップは、効率、理解や応用力などに、大きく関わり、結果を変えてしまうことさえあります。

☆ステップの数は多いと時間が掛かるように思われる事がありますが、ほとんどの場合、時間は短縮されます。階段があるから2階へ簡単に登れるのと同じ感じです。

〇〇〇ちゃんには、どんなステップだと、安全で登りやすいのかな?と予めその子を想って階段を設計し、一緒にチャレンジします!順調であれば、そのままステップアップし、登りにくければ、都度修繕してワンちゃんと一緒に目標を目指します。

どんな道具、どんな方法を用いてトレーニングを行うにしても、順序はあります。

トレーニングをしているつもりの無い、生活の中にもワンちゃんの行動を左右させる順序があります。ご自身の行動パターンの順番を変えるだけで、ワンちゃんの行動も変わり、お互いがより快適になる事もあるかも知れませんよ〜

∪*´∀`*∪ (*´∀`*)