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子犬のごはん3【 成長期後期から維持期へ向けた食事管理】
成長期後期から
維持期へ向けた食事管理
パート3では
生後4〜5ヶ月頃から維持期(成犬期)へ向けての
成長と食事の変化についてお話します。
〜特徴~
🐾 順調であれば、成犬時の体の40~50%ほどまで成長した頃と言われます。
🐾 成長速度(体重の増加率)に変化が見え始めます。
🐾 食事内容にもよりますが、一回の排泄量が増え、排泄頻度はやや減ってきます。
🐾 乳歯の抜け替わりが始まります。
🐾 大人の毛が生え始める子犬ちゃんもいます。
※個体差がありますので、焦らず見守りましょう。小型犬は早く、大型犬はゆっくりです。
※ 生後7〜8・9ヶ月頃へ向けては、犬種による成長の差がよりはっきりとしてきます。
~体重~
体重の増加率は徐々に緩やかになります。
ただし例外もあります。
7ヶ月頃までハイペースで成長するワンちゃんもいます。
~体型~
太り過ぎには要注意です。
とはいえ成長期ですので、成犬時よりほんの少し上乗せした肉付きでも問題ありません。
※体重が増えていても、痩せた状態は好ましくありません。
ボディーコンディションスコア(BCS)を参考にしましょう。
~給餌回数~
生後4〜5ヶ月頃までは、1日量を3回程度に分けます。
極端に2回へ切り替えず、様子を見ながら調整します。
食後の体調や消化状態を観察しましょう。
※必要量を2回で補えない場合は、3回以上に分けます。
※遊びやトレーニングにフードを活用している場合、既に2回になっている子犬ちゃんもいるでしょう。
~給餌量~
少しずつ増加していきます。
体型・体重・フード内容を総合的に見て判断します。
★パッケージ通りではうまくいかないこともあります。
★痩せないように足し、太り過ぎないように引く。
※必要なエネルギー量を算出したい場合も、体重と体型は必須情報です。
~フードの種類~
一般的には子犬用(パピー用)またはオールステージ用を用います。
パピー用はエネルギー量が高い傾向にあります。
あまり量を食べられない子には、パピー用が適していることもあります。
メーカーや犬種別フードもありますが、
最終的には「実際に食べさせてみてどうか」で判断します。
~特徴~
🐾 成犬時の80%ほどまで成長している頃です。
🐾 見た目や仕草、吠え声も大人っぽくなります。
🐾 成長が落ち着き始め、「もうそんなにいらないよ」というサインが出る時期です。
小型犬ですと7ヶ月頃から食事を残す仔もいるでしょう。
どの犬種にも見られますが、小型犬の方が早く現れやすい傾向があります。
~体重~
増加は続きますが、増加率は大きく下がります。
大型犬であればまだ大きくなっていくことを実感できますが、小型犬では成長が止まったように感じるワンちゃんもいるでしょう。
~体型~
肥満には要注意です。
成犬同様『BCS』5段階中3を目安に維持します。
※運動不足が原因で筋肉や骨が十分に発達しないケースもあります。
~給餌回数~
体調に問題がなければ2回で十分です。
~給餌量~
イメージとしては
小型犬は減らす
中型犬・大型犬は維持
そんな頃合いでしょう。
エネルギー量の計算をする際には指数を見直す頃です。
🦴ごはんを残すようなら減らしましょう。
🦴消化不良や急な体重増加がある場合も減らしてみましょう。
食べムラの原因の一つでもありますので、
できれば症状が出る前に、少しずつ整えていきたいところです。
※運動量や環境によっても食事量の加減は必要です。
~フードの移行~
子犬用フードを与えている場合は、成犬用フードを検討します。
小型犬はこの頃から移行を始め、量とバランスをはかることも良いでしょう。
中型犬は12ヶ月以降。
大型犬はさらにゆっくりでも構いません。成長が緩やかな分、過剰な栄養が負担になることもあるため、ワンちゃんの様子を見て移行します。
💡成犬に達するとは?
肉体や骨格の成長が止まった時期を指します。
小型犬(成犬時5kg程度)は12ヶ月齢前後。
超大型犬(70kg前後)は36ヶ月齢前後。
ただし明確な線引きは難しく、犬種や個体差があります。
同じ犬種でも成長スピードは異なります。
最後に
成長期後期であっても、維持期、シニア期であっても、
食事量はワンちゃんを見て、触って、調整します。
1年を通して同じ量で同じ体型を維持できることは、あまりありません。
フードに記載の給餌量が、適量と言えるワンちゃんは、経験上あまり多くはありません。
食事量は「今のワンちゃん」と相談して決めるのがベストです。
慣れるまで難しく感じる場合は、お気軽にご相談ください。


